秋のスーツコーデを冬まで着回しアップデート

2023.10.24

スタイリスト金子千恵が悩める働くオトナ女子にお届けするコラム

【 働くオトナ女子の Think About Fashion 】


皆さんはオールシーズン(通年)向けのスーツを持たれているでしょうか?
季節問わず1年中使える素材のスーツは、衣替えの必要がなく、季節物のスーツよりも着る機会が多いですよね。

そんなオールシーズンのスーツを秋から冬まで使うには…?

スーツで季節感が出ない分、インナーや小物を上手く使って着回しましょう♪

 
 

秋・冬のスーツコーデのポイント

 


朝晩は寒くなってきますが、日中は過ごしやすい気温。まだ冬素材(ウール・カシミヤ)のニットは暑く感じます。
綿、ポリエステル素材の長袖ブラウスやシャツを活用したコーディネートにしましょう。
日中ジャケットを脱ぐシーンもあるかもしれないので、1枚で綺麗に見えるインナーがあると便利です。

 


朝晩の冷え込みが厳しくなり、日中も防寒が必要になってきます。ウールやカシミヤ等の暖かいニット素材を活用したコーディネートにしましょう。
コートが必須の時期です。お手持ちのコートとスーツやインナーの配色バランスに気を付けて、コーディネート全体が同じ色味にならないようにしましょう。


 

SELECT 1
働ラクニットシリーズ

 

秋コーデ


ジャケット:働ラクニット・ノーカラージャケット (グレージュ)
ボトム:働ラクニット・タイトスカート (グレージュ)


秋冬は濃色の洋服が多くなるからこそ、あえて淡色のスーツを着るとおしゃれ感が増して見えます。
ニュアンスカラーのグレージュは程よいくすみ感が今っぽいカラーです。ブラウスは対比カラーで濃色を選ぶとグッとオトナな雰囲気になります。
パンプスはスーツに合わせて淡色にすると優しい雰囲気に仕上がります。


 

冬コーデ



ジャケット:働ラクニット・ノーカラージャケット (グレージュ)
ボトム:働ラクニット・タイトスカート (グレージュ)


ライトグレーのスーツは春夏のイメージが強いかもしれませんが、インナーの素材の選び方次第で秋冬らしい着こなしもできます。
冬のインナーにおすすめなのは白ニット。今季トレンドのラメ素材にすれば今っぽいコーディネートになります。
パンプスの素材をスウェード調にするとさらに統一感が生まれますよ。


 

SELECT 2 
ハイストレッチシリーズ

 

秋コーデ



ジャケット:ハイストレッチ・ノーカラージャケット (ネイビー)
ボトム:ハイストレッチ・ワイドパンツ (ネイビー)


少し上級者向けのワントーンカラーコーデには襟元にメタルパーツのあるもの等、デザイン性のあるトップスを合わせてスッキリ見せましょう。
洋服全体はネイビー、メタルパーツを含めアクセサリーはゴールドにまとめると高級感ある大人なコーディネートに仕上がります。
ワントーンコーデの時に限らず、アクセサリーはゴールドかシルバーのいずれかで統一すると綺麗にまとまりますよ。
濃色スーツの場合、バッグとシューズを明るい色にして足元や手元に軽さを出すとバランスがとりやすいです。


 

冬コーデ



ジャケット:ハイストレッチ・ノーカラージャケット (ネイビー)
ボトム:ハイストレッチ・ワイドパンツ (ネイビー)


冬はベーシックな黒・紺等の濃色のコートを選びがち。
服全体の印象が暗くなってしまう事が多い冬こそ、インナーに明るいカラーを取り入れて顔まわりを華やかにしましょう。
カーディガンをプルオーバー風にインナーにすればボタンでアクセントが出るので、アクセサリーも不要です。寒さ対策としてスカーフを首に巻いても良いですね。


 

SELECT 3 
シャドーチェックシリーズ

 

秋コーデ



ジャケット:シャドーチェック・ダブルブレストジャケット (ブラック)
ボトム:シャドーチェック・スティックパンツ (ブラック)
インナー:やわらか防透・ラウンドネックブラウス (クリーム)


シャドーチェックなど柄のあるセットアップにはシンプルなインナーがおすすめ。
インナーとの色の差を出す方が柄が引き立ちます。
シンプルなネックラインには長めのアクセサリーで存在感を出すと良いでしょう。


 

冬コーデ



ジャケット:シャドーチェック・ダブルブレストジャケット (ブラック)
ボトム:シャドーチェック・スティックパンツ (ブラック)


メンズライクで、ややカジュアルなスーツなので、アクセサリーもカジュアルなコインネックレスが相性◎
インナーにはキャメル、ブラウン等の茶系カラーのニットを選べば、カジュアルな中にも落ち着きある大人の印象になります。
シューズもメンズライクなローファー合わせで、バランスを意識したコーディネートにしましょう。


 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
同じスーツでもインナーや小物の使い方を工夫すると、秋から冬までバリエーションを楽しみながら着回しできますね。
これからどんどん寒くなるのでインナーに保温素材や発熱素材のものを着用する等、温度調節をしながら秋冬を乗り切りましょう。


 

ライター紹介



金子 千恵(Instagram @chiika26
serendip代表

ファッションスタイリスト/個人向けスタイリスト
アパレルデザイナー/服飾専門学校非常勤講師

骨格診断を踏まえたその人に似合う服のアドバイスに加えて、豊富なファッションのトレンド知識と素材知識を活かして、スタイリングから商品の取り扱い方法までの総合的なアドバイスを得意としている。またアパレル業界を目指す学生に日々ファッションを説く服飾専門学校の講師も務めるなど幅広い活動を行っている。

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