プロが教える!ヒールの選び方・美しい歩き方

2025.01.14

so me!が悩める働くオトナ女子にお届けするコラム


【 働くオトナ女子のThink About Fashion 】


今回のテーマは、“ヒールで美しく歩く”。
特別ゲストに一般社団法人 日本ウォーキングインストラクター協会認定講師・金谷恵都子さんをお迎えし、レクチャーしていただきます。


[ Guest Writer ]


金谷恵都子 (Instagram:@e.22ko
ウォーキング講師 / セラピスト
一般社団法人 日本ウォーキングインストラクター協会


岡山県を拠点に、心と体を元気にするウォーキングメソッド〈プレシャスウォーキングⓇ〉を老若男女問わず指導し、「Mrs of the Year 2024岡山大会」では公認講師を務める。月に1回チャリティーウォーキングイベントを開催。また、セラピストとしてフットケアにも力を入れている。

[ Comment ]

ヒールは綺麗に履きこなせるとスラッと背が高くなり、スタイルアップが叶うので、女性の美しさを引き立ててくれますよね。さらに、正しく履いて歩けば、美脚に繋がるバランス力と筋力を自然と養ってくれる優れたアイテムでもあります。
一方で、ヒールを履くことで不自然な歩き方をしている女性が見受けられるのも事実です。見た目が美しくないだけではなく、体に負担がかかり、足のトラブルを引き起こす原因にもなります。
今回は、どなたでも簡単に取り入れられるヒールの美しい歩き方をご紹介させていただきます。
普段からヒールを履かれる方はヒールを存分に活かし、より日常を楽しんでいただけますように。
また、普段ヒールを全く履かれない方も「ヒールは痛い、辛い」という悩みから解放され、ヒールを履いて歩くことをより身近に感じていただけると幸いです。

ヒールの選び方は?


ヒールで美しく歩くために大切なことは、まず、自分に合った靴を選ぶことです。
足に合わない靴は痛みや歩きにくさに繋がり、結果として姿勢が崩れてしまうので、優雅な歩き方とはとても言えません。
自分に合ったヒールを履くだけでも足への負担は大きく軽減されます。
 
 

 ヒールの選びのポイント


1. つま先立ちをした時の高さが、自分の履ける最大のヒールの高さ





2. 靴を履いて歩いた時に靴が脱げないこと


3. 踵の周辺部分に硬さがあり、しっかりしていること




4. ヒールの位置が踵の真ん中にあること



5. 足の指の動きと一致する位置(だいたいヒールのつま先から1/3の部分)が適度に曲がること




6. つま先の形やサイズが自分にあっていること
(お近くの靴屋でシューフィッターさんに一度、正確な足のサイズを計測してもらうのがベストです。)


お仕事でパンプス必須の方はピンヒールよりも、低めで踵全体にヒールがあるウェッジヒールなどを選ぶと長時間履いても疲れにくいのでオススメです。
つい一目惚れして手に取ったヒールでも、サイズだけでなく、履き心地も確認してみてくださいね。

また、安定感を高めるためにストラップヒールや、足とヒールをしっかり固定するシューズバンドも活用してみてください。シューズバンドはゴムバンドなので、つけ外しに手間取ることもありません。また透明のタイプは目立たず、存在感の強すぎない装着感がポイント。100円ショップなどでも購入することができます。







 

ヒールで美しく歩くには?


ヒールを履くと足裏の接地面積が小さくなり、高さも出るのでどうしても不安定になってしまいます。
美しく歩くポイントは、大きく4つあるのでご紹介していきます。

 

 ヒールで美しく歩くためのポイント



1. 「目線を上げて真っ直ぐ保つ」

前傾姿勢や猫背になるのを防ぎ、正しい姿勢をキープしやすくなります。
印象の変化も歴然!これだけで颯爽と歩く素敵な女性に一気に近づきます。









2. 「身長を高く、上半身を真上に引き上げるようなイメージで歩く」

頭が上下しないように、常に身長を高くするようにキープ。
そうすることで足への負担もグッと軽く、楽になります。



3. 「膝を伸ばす」

膝が曲がっていると無理をしてヒールを履いているように見えてしまいます。
スタイルアップのつもりが、姿勢が悪く見えて逆にイメージダウンなんて事も…
足を着地させる時は膝を伸ばしましょう。




4. 「足全体で着地する」

つま先と踵を同時に着地しましょう。
踵から着地させる動きでは、非常に筋力が必要な歩き方になり疲れやすい上に、カツカツと音が出てうるさくなってしまいます。そしてヒールが高くなるほど、足首を痛めやすくなります。
※ローヒール(ヒールの高さ5㎝未満)の場合は踵から着地し、つま先で蹴り出すイメージでOK。





ハイヒール=つま先立ちの連続動作。
バランスを保つ体幹も、足の筋力も重要です。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひ、お近くのスタジオでウォーキングレッスンを受講してみてくださいね。
鏡のあるスタジオで、ご自身の姿勢や足運びを確認しながら歩けば、必ずワンランクアップした自分に出会えるはずです。

最後に、ヒールを快適に履き続けるコツとして、「必要な時だけ履く」心がけも大切です。
お仕事でヒールを履くことが多い方は、足への負担も大きくなると思いますので、通勤中は別の靴を履くなどして、長時間履き続ける状況を工夫して減らしてみてください。

まとめ

いかがでしたか?
今回は、ヒールの美しい歩き方をご紹介いたしました。
スーツとヒールを身に纏い、素敵で凛とした女性で、これからもお仕事に励んでいただけますように。






☟レッスン受講はこちら
 
 
 

[ Model ]


服部志保 (Instagram:@shipo.h
ミセスオブザイヤー2024岡山大会Precious部門 審査員特別賞
ミセスオブザイヤー2024日本大会出場