キャリア女性が知っておきたい!プレゼンテーションで人を惹きつける伝え方の極意

2025.03.13

so me!が悩める働くオトナ女子にお届けするコラム

【 働くオトナ女子のThink About Fashion 】


今回のテーマは、プレゼンテーションの際の“話し方”。
特別ゲストに元フリーアナウンサーで司会業を営む山田響子さんをお迎えし、レクチャーしていただきます。


[ Guest Writer ]


山田響子
フェイス代表
研修講師・言語化コンサルタント


フリーアナウンサー歴30年以上の実績を活かし「人を動かす伝わる言葉」の個人指導と企業研修を岡山を中心に西日本とオンラインで展開。これまでに指導したクライアントは1500名以上。


[ Comment ]

30代、40代の働き盛りのオトナ女子の皆さんは、年齢やキャリアを重ね、仕事における自分のスタイルを確立し、自信を持って仕事に取り組めるようになった方も多いのではないでしょうか?

そんな中でも、
「プレゼンが苦手」
「話し方が単調で相手に響かない」
と感じている方も多いようです。

そこで、今回は元フリーアナウンサーで「伝え方のコンサルタント」として数々のプレゼンを成功に導いてきた私、山田響子が知っておくべきプレゼンテーションのコツをお伝えします。
これを押さえればどんな場でも堂々とした姿勢で話せるようになり、結果として仕事での信頼感や評価が大きく高まるでしょう。
 
 

1. まず「伝える目的」を明確にする


プレゼンテーションで最も重要なのは、「ゴール」を設定すること。
どんな目的で、どんなゴールに導きたいのか?
ひいては、どんな感情を引き出して「どのような行動を取ってほしいか」を明確にしてから準備を始めることです。

多くの人が話す内容やスライドのデザインにばかり集中してしまいがちですが、目的が曖昧なままだとプレゼン全体が散漫になり相手に意図が伝わりません。
「どう」話すか、よりも「何を」話すかの方がとても大事なのです。

プレゼンを始める前に自分にこう問いかけてみましょう。
 
  • ・ 相手に何を理解してほしいのか?
  • ・ どんな感情を抱いてほしいのか?
  • ・ その結果、相手にどんな行動をしてほしいのか?

こうして軸を決めてから資料を作成し、話す内容を構成するとプレゼンが一貫した強いメッセージを持つようになります。




 

2. 話し方に「強弱」と「間」をつける


平坦な話し方ではどんなに素晴らしい内容も相手の心に残りません。抑揚も大事にしましょう。
アナウンスの専門用語では「プロミネンス」と言い、日本語では「卓立(たくりつ)」とも言います。

例えば、大事なキーワードを言うときのメリハリをつけるポイントがあるのです。

強調したいポイントで
 
  • ・ 大きな声で言う
  • ・ ゆっくり言う
  • ・ たっぷり間を取る
  • ・ 逆に小さな声で言う
  • ・ 逆に早口にする

などです。

プレゼンの練習をする際には、大きな声でゆっくり言うところの文字を大きくしたり、間を空けるところではスペースを入れたりするなど、何を言うかに加えて表現手段も同時にわかるような原稿作成をしておくといいでしょう。




 

3. 【 事実 】と【 理由 】と【 事例 】でピラミッドを作ろう


「伝わる話のピラミッド」をご存知でしょうか?
言いたいことばかりを流暢に喋っても、相手の気持ちは動きません。
【 事実 】=言いたいことは、【 理由 】と【 事例 】で支えます。

例えば、

【 事実 】=「従来のものよりもコストダウンできる」

【 理由 】=「なぜならば、最新のインクのシステムを採用したから」

【 事例 】=「実際、弊社のお客様は30%のコストダウンに成功している」

さらに、下の図のように
【 事実 】 【 理由 】 【 事例 】
を3つ組み立てるとピラミッドが完成します。


 
① 結論(伝えたいこと)
本日、私がお伝えしたいことは「これ(伝えたいこと)」です。
と、まず一番伝えたいことを提示します。

② 事実
ポイントは3つあります。
まず、「事実A」、次に「事実B」、最後に「事実C」です。
と、全体像を示します。

③ 理由・事例(事実を裏付ける理由やデータ)
先ほどの【 事実 】 【 理由 】 【 事例 】を順に3つの事実を伝えます。

④ まとめ
締めくくりに、
私が伝えたかったことは「これ(伝えたいこと)」です。
ポイントは3つ「事実A」「事実B」「事実C」でした。
と、締めくくります。

言いたいことが、迷走してしまいがちな方は、一度この型に当てはめてみてください。



 

4. 見た目の印象を意識する


プレゼンテーションでは、話の内容以上に「話している人自身の印象」が結果を左右することがあります。
特に、キャリアウーマンとしての品格や自信を伝えるためには、身だしなみや立ち振る舞いにも気を配ることが重要です。

男性のスーツ姿はビジネスの場では制服のようなものですが、女性は自由度が高い分、服装の影響を受けやすいものです。
年齢を重ねたらできるだけ質の高いものを身につけるようにしましょう。

立ち振る舞いでは、まず話す際の姿勢を意識しましょう。猫背にならず胸を張った堂々とした姿勢を心がけることで、自信と誠実さが相手に伝わります。

次に、手の動きやジェスチャーを自然に取り入れると、話に生き生きとした印象を加えることができます。
例えば、重要なポイントを説明するときに軽く手を広げることで、「誠実さ」や「親しみやすさ」を感じさせます。

さらに、プレゼンを始める前には笑顔を忘れずに。場の雰囲気を和らげることで、相手も話を聞きやすくなります。




 

5. 最後のまとめを大事にする


プレゼンの締めくくりは、全体の印象を左右する非常に重要な部分です。
どれだけ素晴らしい内容でも、最後が曖昧だと全体の評価が下がってしまいます。冒頭でもお伝えしましたが、相手に行動を促すことがプレゼンの目的です。どのような行動をとって欲しいのか、はっきりと明言しましょう。

効果的な締めくくりには、次のようなポイントを意識しましょう。
 
  • ・ プレゼンの「核」を再度明確にする
  • ・ 聞き手に具体的な行動を促す一言を添える
  • ・ 簡潔で力強いメッセージを残す

まとめ

プレゼンテーションは、単なる情報の提供ではなく、「相手の行動を引き出すための手段」です。

そのためには、自分の言葉をどう「魅せる」か、相手にどう「響かせる」か、を考えることが不可欠です。

今回ご紹介したポイントを意識して、次のプレゼンテーションでぜひ自分らしい魅力的な伝え方を実践してみてください。
「伝える力」を武器に、キャリアの新たなステージを切り開くことを応援しています。



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