プロが教える! 骨格ストレート 通勤~オフの日コーデ5選

2025.06.13

so me!が悩める働くオトナ女子にお届けするコラム

【 働くオトナ女子のThink About Fashion 】

今回から3回にわたって、大人気の「骨格スタイル別スタイリング」をご紹介していきます。
第1回目の今月は、“骨格ストレート”さんに似合うアイテムやスタイリング5選をお届けします!
 
 

- STYLE 1 -
ジャケットは断然テーラードが◎




骨格ストレートさんには、「定番」や「オーソドックス」なアイテムを軸にしたスタイリングが最も似合います。
ジャケットもその例で、ベーシックなテーラードジャケットが特にしっくりきます。

とはいえ、定番ばかりを選んでいると、何年もずっと同じ服を着ているように見えてしまうことも……。
そんな時は、カラーや素材、ディテールで“今っぽさ”を取り入れるのがポイントです。

たとえば、近年トレンドの半袖テーラードジャケットはいかがでしょうか?
涼しげなリネンライク素材を選べば、暑い季節でも快適にジャケットスタイルが楽しめます。
定番の良さを活かしつつ、旬の要素を取り入れることで、一気にこなれた印象に。





 

- STYLE 2 -
スカーフアレンジは“Vライン”を意識して



骨格ストレートさんは、首元をスッキリ見せることで首が長く見え、全体のバランスもより美しく整います。
スカーフを取り入れる際は、Vラインを意識したアレンジがおすすめです。

たとえば、ネクタイ巻きのように縦のラインを強調するスタイルや首元にゆとりを持たせたラフな巻き方は、骨格ストレートさんにぴったり。
反対に、首元に短く巻くスタイルは首が詰まって見えやすく、やや不向きです。

縁取りデザインのあるスカーフは、シャープな印象をプラスしてくれ、コーディネート全体をキュッと引き締めてくれます。




 

- STYLE 3 -
カジュアル素材は“きれいな質感”を選んで



カジュアルな素材を取り入れるときも、きれいめな質感を意識することが、骨格ストレートさんを美しく見せるポイントです。

たとえばデニム素材なら、加工感が少ないプレーンなタイプや、ワンウォッシュ程度のシンプルなものが◎。
カジュアルすぎるものは、全体の印象がラフになりすぎてしまうので注意しましょう。

また、ジレを選ぶ際は丈感も大切です。骨格ストレートさんには、ベーシックな丈が一番バランスよく見えます。長すぎるものは避け、程よい長さのものを選びましょう♪

セットアップスタイルなら、スーツよりも少しカジュアルに見えつつ、会議などのきちんとした場にも対応可能。
商談時には、インナーをブラウスに変えるだけで、よりフォーマル感を出すこともできます。





 

- STYLE 4 -
ストライプ柄やチェック柄に挑戦してみて



骨格ストレートさんは、その名の通り「直線的なライン」が得意。
そのため、ストライプやチェックなど、直線的な柄がよく似合います。

反対に、花柄などの曲線モチーフはやや苦手傾向。どうしても取り入れたい場合は、顔から離れたボトムスなどで取り入れると◎。

無地ライクなストライプ柄のクレリックシャツは、きちんと感と上品さの両方を演出してくれます。
襟元にデザイン性があるため、アクセサリーは存在感のあるピアスだけでも十分おしゃれに仕上がりますよ。



 

- STYLE 5 -
”Iライン”シルエットを意識して、すっきり見えを叶える



骨格ストレートさんにもっとも似合うシルエットといえば、やはり「Iライン」です。
上半身に厚みがあり、全体的にメリハリのあるボディラインのストレートさんには、縦のラインを強調したスタイリングが最も美しく映えます。

たとえば、フレアのないシャツワンピースのような身体に沿ったストレートシルエットのワンピースは、着るだけで簡単にIラインが作れます。
前を開けて羽織りとしても使えるので、パンツとのレイヤードスタイルにも活躍。1枚あると着こなしの幅がぐっと広がる万能アイテムです。

また、タイトスカートやストレートパンツも、Iラインスタイルを叶える定番アイテム。
特にウエスト位置が高めに設定されたデザインを選ぶと、重心が上がり、スタイルアップ効果も期待できます。

注意したいのは、広がりのあるフレアスカートやボリューム感の強いワイドパンツなど。
そういったアイテムは、骨格ストレートさんのしなやかさを隠してしまい、野暮ったく見えてしまうこともあるので注意が必要です。

シンプルだけど洗練された印象を作れる「Iラインスタイル」は、まさにストレートさんの魅力を最大限に引き出してくれる黄金バランス。
迷ったときは、“縦のラインを意識する”ことを忘れずにスタイリングしてみてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ぜひ、お手持ちの服を今一度見直してみてください。
似合うアイテムを上手に活用すれば、新しい買い足しがなくても、コーディネートの幅はぐっと広がります。

また、ショッピングの際にも、自分に似合う傾向を知っておくことで、購入後に「なんだかしっくりこない…」という失敗も減らせます。
骨格タイプを理解しておくことは、毎日の着こなしに役立つ“おしゃれの近道”です。

次回は“骨格ウェーブ”さんのスタイリングをご紹介します。どうぞお楽しみに!


 

ライター紹介


金子 千恵(Instagram @chiika26
serendip代表

ファッションスタイリスト/個人向けスタイリスト
アパレルデザイナー/服飾専門学校講師

骨格診断を踏まえたその人に似合う服のアドバイスに加えて、豊富なファッションのトレンド知識と素材知識を活かして、スタイリングから商品の取り扱い方法までの総合的なアドバイスを得意としている。またアパレル業界を目指す学生に日々ファッションを説く服飾専門学校の講師も務めるなど幅広い活動を行っている