プロが教える! 骨格ナチュラル 通勤~オフの日コーデ5選 2025.08.22 so me!が悩める働くオトナ女子にお届けするコラム 【 働くオトナ女子のThink About Fashion 】 6月から3回にわたってお送りする「骨格スタイル別スタイリング」。 先月の骨格ウェーブさんに引き続き、第3回目の今月は、“骨格ナチュラル”さんに似合うアイテムやスタイリング5選をお届けします! CONTENTS STYLE 1 ポイントをおさえればブラウスも似合う◎ STYLE 2 ダブルジャケットはオーバーサイズが正解◎ STYLE 3 セットアップ&柔らか素材の着こなし術 STYLE 4 カジュアル素材で程よい抜け感 STYLE 5 バランスアップの秘訣は”長め” まとめ ライター紹介 - STYLE 1 - ポイントをおさえれば ブラウスも似合う◎ ブラウスは、女性らしい雰囲気を演出できる便利なアイテム。 でも実は、中性的な体つきが特徴の骨格ナチュラルさんにとっては、少し苦手に感じやすいアイテムでもあります。 「どんなブラウスを選べば、すっきり見えるの?」 「フェミニンすぎるのはちょっと…」 と悩む骨格ナチュラルさんも多いのではないでしょうか。 そんな時に意識したいのが、 「ハリと厚みのある素材」 「首が詰まったデザイン」 「オーバーサイズ」 という3つのポイント。 とろみのある素材や、体に沿うタイトなデザインは、骨格ナチュラルさんの本来のスタイリッシュさをかえって弱めてしまうことがあります。 代わりに、リネンやコットンなど少し硬さや厚みのある生地を選ぶと、骨やフレームの美しさを活かしながらバランスよく着こなせます。 また、首元はバンドカラーやスタンドカラーなど詰まったデザインを選ぶことで、上半身がすっきりとまとまり、シャープな印象に。 さらに、オーバーサイズやドロップショルダーなどゆったりめのシルエットは、骨格ナチュラルさんのしっかりした肩幅やフレームをカバーしつつ、こなれ感をプラスしてくれます。 特におすすめなのは、大きめシルエットのバンドカラーブラウス。 メンズライクな雰囲気と女性らしさがほどよくミックスされ、魅力をぐっと引き立ててくれます♪ - STYLE 2 - ダブルジャケットは オーバーサイズが正解◎ ジャケットはコーディネートを引き締めてくれる頼れるアイテム。 選び方を少し工夫することで、よりスタイルアップして見せることができます。 骨格ナチュラルさんにおすすめなのは、シングルジャケットよりもダブルジャケット。 ダブルのデザインは前合わせ部分に立体感が出るので、骨格ナチュラルさん特有のしっかりとしたフレームや肩幅を自然にカバーし、バランスよく見せてくれます。 さらに、少しオーバーサイズ気味のシルエットを選ぶのもポイント。 肩まわりや骨格のラインをほどよく隠しつつ、リラックス感と抜け感のある、おしゃれな印象を演出してくれます。 ジャケットの中に合わせるインナーは、無地やプレーンなデザインなどシンプルなものがベスト。 全体がすっきりとまとまり、洗練された雰囲気になります。 シンプルすぎて物足りなく感じるときは、大ぶりなネックレスなどのアクセサリーで鎖骨まわりをカバーしてあげると、華やかさもプラスされてバランスのよい着こなしになりますよ。 - STYLE 3 - セットアップ&柔らか素材の着こなし術 セットアップやきちんと感のあるスタイルを取り入れるときは、少し工夫するとぐっと垢抜けた印象になります。 たとえば、ブラックやネイビーなど定番カラーのセットアップは、きっちりしすぎて「かしこまりすぎかな?」と感じる方も多いかもしれません。 そんなときは、ベージュやグレーなど、少しカジュアルで柔らかい印象のカラーを選ぶのがおすすめです。 作り込みすぎない自然体の雰囲気が、ナチュラルさん本来の魅力を引き立ててくれます。 また、トレンドのシアー素材や柔らかな素材は、実はナチュラルさんにとって少し苦手なアイテム。 一枚で着るとフレームの大きさが強調されやすいのですが、ジャケットやカーディガンのインナーとして取り入れることで、程よく中和されておしゃれに着こなせます。 苦手なアイテムは着こなしで「似合わせる」工夫が大切。 ただトレンドを取り入れるのではなく、骨格の特徴を活かしながら自分らしい着こなしを楽しむことで、こなれ感のある洗練スタイルが完成します。 - STYLE 4 - カジュアル素材でほどよい抜け感 ラフで作り込みすぎないスタイリングは、程よいゆるさや抜け感があり、骨格ナチュラルさんにとてもよく似合います。 ポイントは、カジュアルな素材との相性が抜群なこと。 デニムやリネン、コットンなど、表情のある素材を自然に着こなすことで、ぐっとおしゃれ感が増して見えます。 特にデニム素材は、骨格ナチュラルさんの得意アイテムですが、あまりラフに寄せすぎるとオフィススタイルには不向きで、子どもっぽく見えてしまうことも。 そんなときは、生地表面がなめらかできれいめなデニム調の素材を選ぶのがおすすめ。 大人っぽさをキープしながらカジュアルさを楽しめます。 きちんと感と抜け感のバランスを取りながらカジュアル素材を取り入れれば、大人の余裕とこなれ感を演出できますよ♪ - STYLE 5 - バランスアップの秘訣は”長め” 魅力を引き立てるキーワードは「長め」。 実は、着丈や小物などのコーディネート全体を”長め”でまとめると、ぐっとスタイルが引き締まり、おしゃれ感がアップします。 たとえば、トップスや羽織ものは腰が隠れるくらいの長めの丈を選ぶと、骨格ナチュラルさん特有のしっかりしたフレームを自然にカバーでき、全体のバランスも取り入れやすくなります。 スカート丈も膝下~ロング丈が得意で、大人っぽくこなれた印象に。 小物も同じく、ネックレスは胸元までの長めのデザインを選ぶと、縦ラインを強調できてスタイルアップ。 ミニショルダーもストラップを短くせず、できるだけ長めにするとラフさと抜け感が出ます。 また、シャツワンピースは骨格ナチュラルさんにぴったりのアイテム。 前を閉めてワンピースとして着ると、少し重たく見えてしまうこともありますが、前を開けてTシャツとパンツに羽織ると一気にラフでこなれた印象になります。 まとめ いかがでしたでしょうか? 3回に分けてお届けした「骨格スタイル別 通勤~オフの日コーデ5選」。 似合うアイテムはもちろんですが、苦手なアイテムも「似合わせる」ことを意識して、「苦手×得意」のミックススタイルを作ることで苦手アイテムも上手に取り入れてみましょう♪ 自分の骨格タイプを活かして、よりスタイリッシュに、自信をもって毎日を楽しんでくださいね。 次の記事を読む▼ coming soon 前の記事を読む▼ 「プロが教える! 骨格ウェーブ 通勤~オフの日コーデ5選」 ライター紹介 金子 千恵(Instagram @chiika26) serendip代表 ファッションスタイリスト/個人向けスタイリスト アパレルデザイナー/服飾専門学校講師 骨格診断を踏まえたその人に似合う服のアドバイスに加えて、豊富なファッションのトレンド知識と素材知識を活かして、スタイリングから商品の取り扱い方法までの総合的なアドバイスを得意としている。またアパレル業界を目指す学生に日々ファッションを説く服飾専門学校の講師も務めるなど幅広い活動を行っている < 一覧へ戻る