プロが教える!サマーウール素材の4つの魅力 2021.03.24 スタイリスト金子千恵が悩める働く女子にお届けするコラム 【 働くオトナ女子のThink About Fashion 】 今回は "素材" の話。 オトナ女子こそ素材の魅力を知っておいて欲しい! そんな働く女性たちに、ぜひ着て欲しいサマーウール素材の魅力をたっぷりと紹介します。 CONTENTS そもそもサマーウールってなに? 魅力その1:シャリっとした質感 魅力その2:吸湿性と発散性 魅力その3:抗菌防臭効果 魅力その4:シワになりにくい まとめ ライター紹介 そもそもサマーウールってなに? ウールとは、ご存知のとおり羊毛のこと。 セーターや冬の小物には欠かせない、秋冬の定番素材です。 「えっ?!ウールって冬の素材じゃないの?」 そう思う方も多いかもしれません。 たしかに、冬に使われるウールは保温性の高い素材です。 一方、夏向けのサマーウールは、実はメンズのビジネススーツではごく一般的。 けれど、レディースではあまりなじみがないという方も多いかもしれませんね。 サマーウールは、冬のウールよりも羊毛を細く撚って織られているため、通気性が良く、シャリ感のあるさらっとした質感に仕上がっています。 見た目の着心地も涼やかで、夏の装いに上品さやきちんと感をプラスしたいときにもおすすめの素材です。 実はウールは、生地の厚みや撚り方によって、季節ごとに使い分けられる素材。 そのため、ウール製品は一年を通して着用できる優秀素材なのです。 魅力その1:シャリっとした質感 サマーウールの魅力、まず1つ目はシャリっとした独特の肌触り。 細く強く撚った糸を使用しているため、軽やかで爽やかなシャリ感が生まれます。 麻のようなさっぱりとした感触で肌離れが良く、着心地も快適。 蒸し暑い季節でも、さらっと軽やかに着られるのが魅力です。 魅力その2:吸湿性と発散性 2つ目の魅力は、羊毛という天然素材ならではの優れた吸湿性と発散性です。 汗をかいてもしっかり吸収(吸湿性)し、その後外に逃がしてくれる(発散性)ため、いつでも快適な状態を保てます。 この性質から、ウールは「呼吸する繊維」とも呼ばれています。 一日着たら、一日お休み。 着用後はハンガーにかけて湿気を発散させてあげましょう。 魅力その3:抗菌防臭効果 3つめの魅力は、抗菌防臭効果です。 夏はどうしても汗やニオイが気になる季節。 実はウールには、動物繊維ならではの特徴として、皮膚のように細菌の侵入を防ぐ働きがあります。 そのため、菌の繁殖を抑え、抗菌・防臭効果がある素材として知られています。 そうはいっても、汗をかいた後にはしっかりお洗濯しましょう。 so me!のサマーウールシリーズは、ホームクリーニングが可能なので、ネットに入れてご自宅で簡単にお手入れできますよ。 魅力その4:シワになりにくい 4つめの魅力は、シワになりにくい。 1日中仕事で着ていると、どうしてもシワが気になりますよね。 でも、サマーウールはシワや型崩れに強い素材。 多少のシワなら、ハンガーに吊るしておくだけで自然と目立たなくなるのが嬉しいポイント♪ 忙しい毎日でも、お手入れの手間が少ないのは大きな魅力ですね。 まとめ サマーウール素材って、本当に優秀な素材ですよね! 通気性・吸湿性・抗菌・防臭・シワになりにくい…など、忙しく働く女性にとって嬉しい機能がぎゅっと詰まっています。 きちんと感もありながら、快適に過ごせるサマーウールは夏にぴったりな頼れる素材。 一度着たら、きっと手放せなくなるはず♪ 次の記事を読む▼ 「プロが教える!職業別おすすめコーディネート =損保・金融系OL編=」 前の記事を読む▼ 「プロが教える!職業別おすすめコーディネート =メーカーOL編=」 ライター紹介 金子 千恵 (Instagram @chiika26) serendip代表 ファッションスタイリスト/個人向けスタイリスト アパレルデザイナー/服飾専門学校非常勤講師 骨格診断を踏まえたその人に似合う服のアドバイスに加えて、豊富なファッションのトレンド知識と素材知識を活かして、スタイリングから商品の取り扱い方法までの総合的なアドバイスを得意としている。またアパレル業界を目指す学生に日々ファッションを説く服飾専門学校の講師も務めるなど幅広い活動を行っている。 < 一覧へ戻る