プロが教える!職業別おすすめコーディネート=広告代理店OL編=

2021.06.03

「働くオトナ女子のお仕事服とは?」
スタイリスト金子千恵が悩める働く女子にお届けするコラム


【 働くオトナ女子のThink About Fashion 】


今回のテーマは
”職業別おすすめコーディネート”
~広告代理店OL編~
 

広告・CM・出版・芸能など、さまざまな”トレンド”の最前線に関わる広告代理店のお仕事。
のクリエイティブな感性が求められる現場だからこそ、ファッションにも自然とセンスや洗練が求められます。

「通勤スタイルも気を抜けない…」

そんな方に向けて、きちんと感はありつつ、ちょっぴり洗練されたコーディネートをご紹介します。


 

明るく爽やかな装いを


男性も多い職場の広告代理店。
ネイビーやグレーなど暗色のスーツが並ぶ中で、明るめのカラーを取り入れれば、社内でもパッと華やかな印象を与えることができます。

オフホワイトやベージュのスカート・パンツに、同色系のブラウスを合わせると、軽やかで涼しげな印象に。

ふんわりとしたデザインのブラウス合わせれば、優しげで女性らしいスタイルに仕上がります。


ボトム:エレガンスニット フレアスカート (ホワイト)

プレゼンや重要な打ち合わせの日は、ホワイト系パンツ×ブラックやネイビーのジャケットで、クールな知性と信頼感を演出しましょう。


ジャケット:ドライニット ノーカラージャケット (ブラック)
ボトム:エレガンスニット テーパードパンツ (ホワイト)


シーンによって色のトーンやシルエットを調整することで、同じ淡色のボトム合わせでも柔らかさと凛とした印象の切り替えが可能です。


 

高機能ブラウスで快適な夏♪


夏の通勤スタイルで鍵を握るのが、「高機能素材」。
汗をかきやすい季節には、防シワ・抗菌・消臭・防汚・抗ウイルスなどの機能を備えた素材を選ぶと、日中も快適に過ごせるのでおすすめです。

ジャケットを着なくても、1枚でサマになるデザインブラウスが、お仕事シーンにもぴったり。


トップス:ストライプサッカーブラウス (サックス)
ボトム:ハイストレッチ タイトスカート (ブラック)


爽やかなストライプ柄は清涼感があり、夏におすすめです。
腰回りにタックが入ったペプラム風のデザイントップスは体型カバーもしてくれるので、薄着になるこの時期に便利なアイテムです
デニムとの同系色コーディネートで、かわいらしく仕上げることができるので、オフの日にも使えます。


トップス:ストライプサッカーブラウス (サックス)


 

オフィスカジュアルにはトップスで差をつける!


広告代理店ではオフィスカジュアルスタイルがOKの職場も多いですよね。
自由度の高いオフィスカジュアルOKな職場では、周囲と差がつく「トップス選び」がコーデのカギになります。

営業やイベントなど動きの多い日には、ストレッチ性に優れたTシャツ素材のトップスがおすすめ。

「Tシャツ素材を仕事に着ていくのは、ちょっとカジュアルすぎるかな?」
と感じる方も多いかもしれません。
Tシャツ素材でも立派なお仕事着にみせるには、素材選びとスタイリングの工夫で“きちんと見え”を意識するのがポイントです。

Tシャツ素材のトップスをキレイめに見せるコツ

1.綿100%より、機能混素材を選ぶ
綿100%のTシャツはカジュアルになりすぎる傾向があります。
肌触りは良いのですが、汗をかいても乾きにくい素材なので、夏場にはポリエステルなどが入ったものを選ぶと良いでしょう。

ポリエステルを含む素材は、汗が乾きやすく、表面に光沢や柄感を持たせたものもあります。
そのような素材のトップスを選ぶとカジュアルすぎないキレイめコーディネートになります。
こちらのTシャツ素材はポリエステル100%で、表面に凸凹感があり、肌に当たる面積が少ないのでベトベトせず、通気性も良いので快適です。


トップス:シャドーボーダーエアリープルオーバー (ネイビー)

2. アクセサリーで華やかさをプラス
Tシャツがカジュアルに見えすぎないように、アクセサリーを使うことがポイントです。
首元にアクセサリーをつけたり、日焼け防止効果もあるスカーフを首元に巻いたりすると、華やかさがプラスされ、カジュアルすぎない印象に仕上がります。


トップス:シャドーボーダーエアリープルオーバー (ネイビー)
ボトム:サマーウール混 スティックパンツ (ライトグレー)



Tシャツ以外でも、カジュアルな雰囲気を少し出したい時は、サマーニットなどもおすすめ。
ノースリーブデザインや、麻やポリエステルなどの素材を選べば、ジャケットを着ても暑くなく快適です。


Instagram (@momo.775.p)
ボトム:ハイストレッチ スティックパンツ (ネイビー)


社内業務中心の日、外回り、プレゼン、クライアント訪問…
シーンによって装いを切り替えることで、「TPOをわきまえた人」という信頼を得られるのも、ビジネスシーンでは大きな武器に。

特に、きちんと感を求められる場面では、襟付きのシャツやブラウスを選ぶと誠実な印象に。


Instagram (@yuka2661)
ボトム:ドライニット テーパードパンツ (ブラック)

自由度の高い職場でも、“見せたい印象”を考えた着こなしを意識するのがおすすめです。

まとめ

自由度が高い職場では、周りと同じにならないように、自分らしい色を取り入れてたり、トップスのコーディネートに幅を出してみたりすることで、いつもと違ったスタイルを楽しむことができます。
せひ、トライしてみてください!


 

ライター紹介



金子 千恵 (Instagram @chiika26
serendip代表

ファッションスタイリスト/個人向けスタイリスト
アパレルデザイナー/服飾専門学校非常勤講師

骨格診断を踏まえたその人に似合う服のアドバイスに加えて、豊富なファッションのトレンド知識と素材知識を活かして、スタイリングから商品の取り扱い方法までの総合的なアドバイスを得意としている。またアパレル業界を目指す学生に日々ファッションを説く服飾専門学校の講師も務めるなど幅広い活動を行っている。