自宅で簡単!ウォッシャブルスーツのお手入れ方法

2021.08.05

スタイリスト金子千恵が悩める働く女子にお届けするコラム


【 働くオトナ女子の Think About Fashion 】


汗ばむ季節や忙しい毎日には、自宅で洗えるスーツが大活躍!
so me!のウォッシャブルスーツなら、クリーニングに出さずに手軽にケアできてとっても便利です。
今回は、そんな自宅洗いOKなスーツのお手入れ方法を分かりやすくご紹介。
見落としがちな洗濯表示の読み方や、洗濯時の注意点まで詳しく解説していきます!


 

お手入れ前に用意するもの


自宅でスーツを洗濯するには、まずこの2つを準備しましょう。

1. 洗濯ネット
2. おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)




​セットアップスーツであっても、上下それぞれ別の洗濯ネットに入れるのがおすすめ。
洗濯ネットはパンパン詰めず、少しゆとりをもたせると、汚れ落ちも良くなります。

「おしゃれ着用洗剤はないから…」
と、普通の洗剤で代用している方いませんか?

「おしゃれ着用洗剤って、普通の洗剤と何が違うの?」
と思われる方も多いかもしれません。

実は、おしゃれ着用洗剤は中性タイプで、素材や色合いを守りながらやさしく洗い上げてくれるんです。
一方、一般的な洗濯洗剤(弱アルカリ性)は洗浄力は強いですが、繊細な生地には不向きなことも。

お気に入りのスーツを長く愛用するためにも、中性タイプのおしゃれ着洗剤がおすすめです。
クリーニング代の節約にもなり、コスパの面でも◎!


 

洗濯表示マークの見方


洗濯機で洗えるかどうか、衣類の内側・左脇あたりある洗濯表示タグをチェック!

覚えておきたい基本のマーク

桶のマークがあるものは洗濯機使用が可能です。

■桶マーク(洗濯機OK)



実際には桶の中に水温が記載されています。


こちらは30度以下の水温で洗うという意味。

■桶+1本線 or 2本線

桶の下に下線があるものは1本線だと弱水流で洗濯、2本線だと非常に弱い水流で洗濯となります。


よって、『こちらは水温30度以下・弱水流で洗う』
という意味になります。

洗濯機についている手洗いコースやおうちクリーニングメニューなどを使用すると、優しく洗えますので、そういった機能を使ってみましょう!

■手のマーク


こちらの手のマークがあるものは「手洗い」の意味になります。
洗濯機ではなく、優しく手洗いをしましょう。


 

いよいよ洗濯機へ入れてみよう




■STEP1
ファスナーやボタンを留めて、裏返し、きれいにたたんで洗濯ネットに入れます。



■STEP2
おしゃれ着用洗剤を使用し、洗濯機の「手洗い」や「おうちクリーニング」コースを選んで洗濯スタート。


■STEP3
形を整えて、日陰で吊り干しにします。
so me !のアイテムは基本「日陰で吊り干し」が推奨です。




■日陰で吊り干し

こちらのマークが「日陰で吊り干し」とういう意味です。必ず日陰に干しましょう。

■日陰で平干し

濡れたまま吊っておくと、伸びてしまうような素材には「日陰で平干し」の意味のこちらの表示になります。

素材によっては吊ると伸びてしまうものもあるので、必ずタグをチェックしましょう。

■STEP4
乾いたあとにシワが気になる場合は、洗濯表示に従ってアイロンがけを。

アイロンマークの中の●黒丸が多いほど高温が可能です。


●1つ=低温(110℃まで)


●2つ=中温(150℃まで)

商品によってはノーアイロンで大丈夫なものもあります。
ニット素材や表面感のある素材はシワがつきにくいですよ。

左:上ストライプサッカーブラウス (サックス)
  下エレガンスニット テーパードパンツ (ホワイト)

中央:上ドライニット ノーカラージャケット (ブラック)
   下ドライニット テーパードパンツ (ベージュ)

右:上エレガンスニット カラーレスジャケット (ホワイト)
  下エレガンスニット テーパードパンツ (ネイビー)

まとめ

自宅で簡単にお手入れできるスーツなら、汗をかいた日でもすぐに清潔をキープ。
クリーニングに出す手間も省けて、忙しいオトナ女子の強い味方です!

洗濯表示を正しく読み取り、素材に合ったお手入れをすることで、お気に入りのスーツを長くキレイに着続けられます。

日々のケアをスマートにこなして、洗練された大人の装いを楽しみましょう♪

 

ライター紹介



金子 千恵 (Instagram @chiika26
serendip代表

ファッションスタイリスト/個人向けスタイリスト
アパレルデザイナー/服飾専門学校非常勤講師

骨格診断を踏まえたその人に似合う服のアドバイスに加えて、豊富なファッションのトレンド知識と素材知識を活かして、スタイリングから商品の取り扱い方法までの総合的なアドバイスを得意としている。またアパレル業界を目指す学生に日々ファッションを説く服飾専門学校の講師も務めるなど幅広い活動を行っている。