プロが教える!骨格スタイル別スタイリングアドバイス トップス編

2021.09.28

「働くオトナ女子のお仕事服とは?」

スタイリスト金子千恵が悩める働く女子にお届けするコラム

【 働くオトナ女子のThink About Fashion 】

今回のテーマは
"骨格タイプ別のおすすめトップス"

自分の骨格タイプが分からない方は前回のコラム「プロが教える!骨格スタイル別スタイリングアドバイス」を参考にしてくださいね。


 

骨格タイプで
得意なデザインと素材が分かる


骨格タイプを知る事で自分が得意な
【 形(デザイン)と 素材 】を知る事が出来ます。

ファッションの3大要素は
【 色・形(デザイン)・素材 】です。
服はこの3つの要素で出来ています。

そして、ストレート・ウェーブ・ナチュラルの3つの骨格タイプで、それぞれ得意な形(デザイン)や素材があります。

買ったけど、なんとなくしっくりこないという服があるのなら、それは骨格タイプに合ってなかった可能性もあります。
今回はそれぞれのタイプにおすすめのトップスをご紹介しますね。


 

ストレートタイプ


〇すっきり感と張り感素材

上半身に厚みがあるストレートタイプの方は、トップスをスッキリと見せることが大事です。
また首が少し短めの方も多いのがこのタイプの特徴なので、インナーはVネックやUネックにして、首が長く見えるようにすると良いです。

冬になってハイネックを着る時は、ニットの厚みが薄めのものを選び、長めのネックレスでVラインを作るとすっきりして見えますよ。


ジャケット:ハイストレッチ テーラードジャケット (ネイビー)
ボトム:ヘリンボーンニット テーパードパンツ (ホワイト)


ジャケットはテーラードが一番似合います。
襟なしジャケットを選ぶ場合はジャケットのボタンを閉めた時開き部分がVラインになるものを選ぶようにすると、上半身がすっきりして見えます。


ジャケット:《軽量》エアリーストレッチジャケット (ベージュ)
ボトム:ハイストレッチ テーパードパンツ (ブラック)


素材感は適度な厚みと張りのある素材が一番得意です。
ウールなどオーソドックスなスーツ全般によく使われている素材が得意なので、スーツが選びやすいですね。



 

ナチュラルタイプ


〇ゆったりシルエットとカジュアルな素材感

ナチュラルタイプの方は、トップスは少し大きめシルエットに見えるようにすると良いでしょう。

上半身の厚みはあまりないタイプですが、作り込んだスタイリングが苦手なので全体的にゆったりとしたシルエットが似合います。
メンズっぽいシルエットが誰よりも似合うのでダブルジャケットが一番似合います。


ジャケット:シャドーチェック ダブルブレストジャケット (ブラック)
ボトム:シャドーチェック スティックパンツ (ブラック)


全体をフェミニンな雰囲気にしてしまうと、ちぐはぐな印象になるので、レースなどのフェミニンアイテムを着るときは、大きめでざっくりしたものをセレクトしましょう。


ジャケット:サマーウール混 ノーカラージャケット (ライトグレー)

素材感は表面がフラットな素材よりもカジュアルな素材が一番得意です。
ブリティッシュツイードやコーディロイもおすすめです。
綿や麻が入った天然素材も良いですよ。


ボトム:裾丈調節できるストレートパンツ


 

ウェーブタイプ


〇ボリューム感と柔らか素材

ストレートタイプとは反対に上半身に厚みがないウェーブタイプの方は、胸元が開いているVネックなどを着ると厚みがない分、少し寂しく見えてしまいます。
そのため、トップスにボリュームを持たせる事が大事です。
インナーはデコルテ部分にギャザーやタック、ボウタイなどのデザインがあるものにすれば、上半身を華やかに見せてくれます。


ジャケット:《軽量》エアリーストレッチジャケット (ネイビー)
ボトム:《軽量》エアリーストレッチパンツ (ネイビー)


また、ウェーブタイプは首が詰まった丸首ジャケットが一番似合うタイプです。


ジャケット:エレガンスニット カラーレスジャケット (ネイビー)

デザインインナーは持ってない…という方でも大丈夫。シンプルインナーのときはネックレスやスカーフなど、アクセサリーを合わせましょう。
これからの季節は、スカーフやファーのマフラーなどを合わせて上半身にボリュームが出るようにすると良いですよ。


トップス:ハイストレッチ プルオーバー (ブラック)

素材感はドレープ感のある柔らかな素材や光沢のある素材が一番得意なので、スーツのインナーはそういった素材のブラウスがおすすめです。
逆に、パリッとした張り感のあるシャツは苦手なので注意しましょう。
ニット素材やラメなどが入った素材のスーツもおすすめですよ。



 
まとめ

それぞれのタイプにより、得意な形(デザイン)や素材があるので、迷ったら参考にしてみてくださいね。
ただし、そこにこだわりすぎると着たい商品を選べなくなるので、「論理的に知っておくと便利で、失敗しにくい」という程度でも良いかと個人的には思います。

特にインターネットでショッピングをする際には、購入する際に試着できなくて失敗する場合もあるので、骨格診断を知っておくと失敗を減らせて便利ですよ。

 

ライター紹介



金子 千恵 (Instagram @chiika26
serendip代表

ファッションスタイリスト/個人向けスタイリスト
アパレルデザイナー/服飾専門学校非常勤講師

骨格診断を踏まえたその人に似合う服のアドバイスに加えて、豊富なファッションのトレンド知識と素材知識を活かして、スタイリングから商品の取り扱い方法までの総合的なアドバイスを得意としている。またアパレル業界を目指す学生に日々ファッションを説く服飾専門学校の講師も務めるなど幅広い活動を行っている。

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