お仕事コーデ マンネリ解消法合わせ術4選!!スタイリスト直伝

2021.11.24

スタイリスト金子千恵が悩める働く女子にお届けするコラム

【 働くオトナ女子のThink About Fashion 】

今回のテーマは
”スーツのマンネリ解消法コーディネートの作り方”

いつも同じようなコーディネートになるのがお悩みの方・飽きてきた方は必見ですよ!!
誰でも簡単に少しの工夫で、新鮮な雰囲気が出せます。


 

1.簡単に変化を出すなら小物は差し色で


小物のカラーをベーシックなものばかり選んでいませんか?
ベーシックカラーは使いやすいですが、変化を出したい時は"差し色"を入れてみましょう。
いつものスタイルに差し色になるバッグやシューズを合わせるとそれだけで新鮮♪

差し色で小物に取り入れやすいのは、落ち着いた色のピンク・レッド〜ワイン・グリーン、サックスなどが初心者でも使いやすくおすすめです。

スーツがブラック、ネイビーなどの濃色の場合、差し色をピンク系にすると濃色に対して柔らかな雰囲気の組み合わせになります。


トップス:ハイストレッチ プルオーバー (ブラック)
ボトム:ハイストレッチ タイトスカート (ブラック)


スーツがベージュやピンクベージュなどの淡色の場合、同じピンクでも少し彩度の高い濃いピンクにすると、しまった印象になります。


トップス:ハイストレッチ プルオーバー (ローズグレー)


 

2.垢抜けカラー合わせで脱マンネリ


小物だけではなく、スーツに合わせるインナーの服の色で変化を持たせることもできます。

ブラックやネイビーのスーツは基本的になんでも合いますが、意外に難しいのがベージュ系、グレー系のスーツ。
グレーやベージュのスーツだといつもインナーがオフ白系かブラック・ネイビー系の無難な色になってしまう…という事はないですか?

オフィスでも品良く見える、いつもと違う色の組み合わせとは?

色彩構成では、基調色(ベースカラー)と配合色(アソートカラー)差し色(アクセントカラー)という考え方があります。


基調色は比較的大きな面積に使用する色、配合色は基調色に対して配色される色で配色の印象を決定する色になります。
差し色は少量の面積でアクセントとして入れる色です。
コーディネートに、差し色は必ず入れなければならないという訳ではないですが、全体を引き締めたい時には入れると良いでしょう。

基調色に対して、性質の似ている色(色相)を配合色として組み合わせれば、まとまり感のある構成になります。反対に基調色に対して対照的な色を組み合わせると動感のある構成になりますがトーンを合わせると落ち着いた印象の組み合わせになります。


ベージュ系のスーツに対して性質の色相(色み)が似ている色を合わせると

ミルクティーのような配色で上品で落ち着きますね。


一方性質の違う色でトーン(明るさ)を合わせると

優しくて柔らかい雰囲気の配色がかわいいですね。


グレー系のスーツに対して性質の色相(色み)が似ている色を合わせると

爽やかなで洗練された印象になりますね。


一方性質の違う色でトーン(明るさ)を合わせると

こちらも優しくて柔らかな雰囲気になりますね。

上記の例以外でも、使える考え方なのでいつも同じ組み合わせになっているのであれば、ぜひ参考にしてみてくださいね!


 

3.アクセサリーは存在感があるものを


いつものスタイルにプラスするだけで簡単に雰囲気が変えられるアクセサリーですが、華奢なアクセサリーより少し存在感のあるものが今年のトレンドです。
オフィススタイルにも思い切って取り入れてみてはどうでしょうか。


ジャケット:シャドーチェック ダブルブレストジャケット (ネイビー)
ボトム:シャドーチェック ワイドパンツ (ネイビー)


パールも今年のトレンドなのでおすすめです。
パールを選ぶポイントはコットンパールや、長めのもの、デザインが入ったものが冠婚葬祭っぽくならず、オフィス向きです。


トップス:やわらか防透 ラウンドネックブラウス (ネイビー)
ボトム:ハイストレッチ テーパードパンツ (ブラック)


また、ジャケットの胸元にブローチをつけるのも今っぽい雰囲気になるのでおすすめ。

上半身に華やかさが出るのでアクセサリー使いは、オンライン会議が多い方にもぴったりのアイテムです。


 

4.スカーフ使いを制する!


顔回りに華やかなスカーフを取り入れてみるとグッと垢抜けて見えます。

スカーフには色々なサイズがありますが、初心者の方は50〜60cm角の小さめスカーフが使いやすいでしょう。
2重に巻いてシャツの下やタートルネックの下から少し覗かせると主張しすぎずにおしゃれに見えますよ♪



80〜90cm角のミドルサイズは少し華やかな巻き方や、存在感のある巻き方など、多様なアレンジで使えます。


トップス:ハイストレッチ プルオーバー (ブラック)

スカーフの色は、四方に入った縁の部分の色が結んだ時に見えるようになります。
購入時に四方の色がどのように見えるか、一度試着してみると良いですよ。


 

まとめ

マンネリ解消法は、色使いや小物使いで簡単に挑戦できます。
小物を買う際は少し意識して選んでみると良いかと思います。


 

ライター紹介



金子 千恵 (Instagram @chiika26
serendip代表

ファッションスタイリスト/個人向けスタイリスト
アパレルデザイナー/服飾専門学校非常勤講師

骨格診断を踏まえたその人に似合う服のアドバイスに加えて、豊富なファッションのトレンド知識と素材知識を活かして、スタイリングから商品の取り扱い方法までの総合的なアドバイスを得意としている。またアパレル業界を目指す学生に日々ファッションを説く服飾専門学校の講師も務めるなど幅広い活動を行っている。